思念界の偉大なる哲学者、ヘソ大公の曽祖父と見られる人物。
出生直後に凶獣界(現 思念界)にトリップし、思念凶獣 風呂式神の手下になったと見られる。
芸術に秀でていたフライト公爵は、
凶獣界(現 思念界)に思念凶獣らを模した木彫り人形を製作し、
9歳までに公爵の地位を得たと見られる。
だがしかし…
「若く見える」という理不尽な理由で
12歳にして強制ヒゲの罰を受ける。
これが思念界で初めて魔術が使用された
歴史的瞬間だったと見られる。
🥸フライト公爵15歳
主人である思念凶獣 風呂式神の命令で風呂式神像の建築を依頼されるが…
フライト公爵の言語が常人には理解できないものであったため、
風呂式神にブチギレられ、屋敷から投げ捨てられる。
だがしかし、自身の髭がクッション代わりとなり
奇跡的に無傷で生還したと見られる。
だがしかし、公爵の地位を失った彼に
居場所があるはずもなく…
過酷な放浪生活が始まったと見られる。
🥸フライト公爵18歳
異世界を放浪し続けること三年…。
財産と頭の毛は減り続け、
ヒゲは伸び続けた。
ある日、廃村で小汚い狐に遭遇。
子狐を哀れに思ったフライト元公爵は、
子狐に自称、世界一上手い食いもの
ウィキ草饅頭を与えた。
饅頭を無理矢理ねじ込まれた子狐は…
みるみるうちに巨大化し
それはそれは、美しい九尾へと変貌した…と見られる。
九尾は優しい心を持ったフライト公爵に、金銀財宝を渡し
フライト公爵は悠々自適な暮らしを手に入れました。
ちゃんちゃん♪
というのは、九尾ルピノ様がでっち上げた嘘話だお（＾ω＾）
本当のフライト公爵は、
うっかり足を踏み外し川へ転落。
三日三晩流されたどり着いた先は
港町だったと見られる。
町一番の拝金主義者と迎合し、
安定した収入を得られるようになったと見られる。
🥸フライト公爵25歳
ドンブラ・港のマドンナ、
ユクリ・理沙と恋に落ち
翌年結ばれたと見られる。
安定した収入を得られたフライト元公爵は
愛する妻ヘソ・理沙をモデルに
絵を書き始めたと見られる。
だがしかし、完成間近で盗難に遭ってしまったと見られる。
🥸フライト公爵26歳
フライト元公爵の不運は続く…。
フライト元公爵のリア充ぶりに嫉妬した
元主人、思念凶獣 風呂式神がドンブラ・港の
市長、ボッタクレにフライト公爵の身柄引渡しを要求。
ボッタクレはこれを退け、風呂ックしたと見られる。
だがしかし、風呂ックされたことに
思念凶獣は機嫌を損ね…
上流から排泄物を流し続けた。
異臭被害を訴える
近隣都市の血管がブチ切れ、
大陸間弾道ミサイルをポチられる。
ミサイルの直撃を受けたどんぶら・港は
爆散したと見られる。
余談になるが…
解放戦争後、フライト公爵はどんぶら港に
2525万ドノレの支援金を出し、表彰されるが…
近隣都市からは
ぶりゅり・港という不名誉な名で
呼ばれ続けたと見られる。
🥸フライト公爵27歳
どんぶら・港を追われたフライト公爵は…
思念凶獣の支配下にある凶獣界(現 思念界)
正常化に向け、行動を開始したと見られる。
思念界に生息するクソザコ思念体に
着目したフライト公爵は
強化薬の研究に着手し始めたと見られる。
同年、ユクリ・理沙がヘソ・ライトを出産。
🥸フライト公爵35歳
研究所を爆散させ続け、借金は膨れ上がった…。
だがしかし、苦節2525日…。
ついに、強化薬が完成した。
哲学者としても名を馳せていたフライト元公爵は…
「思念体はクソザコ」論争に
終止符を打った。
思念体らは思念凶獣と互角の力を有していたと見られる。
フライト元公爵が調合した強化薬を摂取すると
強くなった気になれる効果を得られた。
薬の効果は、絶大だった。
思念凶獣を恐れなくなった思念体らは…
思念凶獣に宣戦布告。
解放戦争の幕開けある。
覚醒した思念体らは
思念凶獣を圧倒し
やがて凶獣界の過半数を制圧した思念体らは
各々復興を開始した。
🥸フライト公爵58歳
思念凶獣 風呂式神の牙城が爆散し、
思念凶獣らは生まれ故郷へ逃亡。
解放戦争は思念体側の勝利宣言により
幕を下ろしたのである。
🥸フライト公爵59歳
凶獣界歴2525年…初代思念界首相ゼロリンが
思念界が未来永劫平和であることを願い、
ゼロリン大聖堂を設立した。
ゼロリン大聖堂は
「差別なき笑いの世界を！」と声高々に宣言する。
この宣言が、思念体の楽園観を構築する事になるのである。
解放戦争終結後、フライト元公爵の功績が認められ、
名誉公爵の地位を授かった。
フライト公爵の強化薬は
フライト薬の名で市販され
莫大な富を得た。
一方、息子のヘソ・ライトは
新言語の研究に着手。
フライト公爵が出資を行い
書籍化されるが…
高度なヘソ語が大衆化するわけもなく、
学会から除け者にされ
地面を這いつくばる日々が続いた。
精神を病んでしまったヘソ・ライトは
高濃度のフライト薬を
ゴクンゴクブロンブロンと飲み干し
自我を失った。
翌日、意識を取り戻したヘソ・ライト。
だがしかし、時すでに遅し。
学会で磁石ジエンを行い、追放されてしまったのだ。
事後、フライト薬は
磁石ジエン酸と名付けられ
悪名を思念界中に轟かせる事となるのである。
事態を重く受け止めたヘソ一家は
住まいの豪邸を爆破し
表舞台から姿を消した。
豪邸爆散は新進気鋭な芸術家らの
創作意欲を大いにかきたてた…
かの有名な、最後の爆散誕生の
きっかけになったと見られる。
思念界都市伝説では…
人知れず思念界の辺境で暮らしているとも、
ボッタクル一家の執筆活動を支援しているとも
噂されているようだ。
うむ、だが…
確かな事実もある。
フライト公爵、ヘソ・ライトの意志は
ヘソ大公に受け継がれ、
日夜、思念界ため…
研究を続けているのだ。
