(^ω^)夕暮れ時…。思念界の海辺で頭を抱え絶望する一人の年若い女性がいたお。彼女の名はトホホフォー。誰もいないぼっち海へ向けこう叫んだお
「ポクシーさんにもブロられるしでもう嫌あああ!」
(^ω^)その時だお。「大丈夫ですか?」と声をかける男が…。トホホフォーの運命を大きく変える男が現れたんだお
(^ω^)「ありがとうございます……」と感謝の言葉を述べるトホホフォーに男はこう言ったお
「いいえ。礼には及びませんよ」
「へー。ところであなたの名前は?俺……わ、私はトホホフォーと言います」
「俺はユーホーンと呼んで下さい。ではさようなら」
(^ω^)そう言って立ち去ろうとするユーホーンだったが、トホホフォーは呼び止めたお。
「ちょっと待ってください。なんで私に声をかけたんですか?ここで何を」
「仕事ですよ。あなたはこの辺で……。いやなんでも」
「教えてくださいよ。こんな人気のない海岸にあなたのような人が来るなんて」
(^ω^)トホホフォーはユーホーンがアイドノレだという事を知らないようだお。ユーホーンは暫しの沈黙の後こう答えたお。
「……実はある噂を聞いたんです。この辺りに列車が止まっていると」
「列車!?︎まさかその列車って」
「はい。恐らくあなたも聞いたことがあるようですね。その列車とは天災列車です」
「天災列車……」
「まあそれは置いといて……。どうです?俺と一緒に探しに行きませんか?」
「行きたいけど私お金がないんですよね。それに私はここで……」
「心配しないでください。お金なら私が払います」
(^ω^)天災列車とは思念界中を無停車で走行する列車だお。どの駅にも停車せず、線路が突然現れるため幽霊ではないかという説もあるくらいだお。
そんな列車を探すとなると危険だが、ユーホーンは平気な顔をしていたお。
「分かりました。じゃあ行きましょう!」
(^ω^)こうして二人は天災列車を探し始めたお。海岸沿いを暫く歩くとトホホフォーはある事に気づいたお。
「あれっ?あそこにも人がいますよ?」