(^ω^)海沿いで頭を抱え絶望する男がいたお。男は立派な髭を携えブツブツと呟いてて不気味だお
「ま〜たダメだった的。一体どこに行けば良いんだ的〜」
(^ω^)ユーホーンは男に話しかけたお
「あのう……どうかしたんですか?」
「ん?誰的!不審的!」
「俺はユーホーンです。実は天災列車のことを調べているのですが何か知りませんか?」
「天災列車……だと!?︎」
(^ω^)男は驚き目を見開いた。そして立ち上がりユーホーンに詰め寄ったんだお。
「おい、どうしてそれを知っている的!」
「ある人からの依頼でしてね。理由を述べるわけにはいきません。ところでさっきは気が付きませんでしたが貴方は……ヘソ・ライト博士ですね?
「そう的。私はヘソ・ライト博士。思念界の偉大なる哲学者と呼ばれてる的。天災列車は思念界中を無停車で走る謎の列車的……。私は、私は……次こそ成功する的」
(^ω^)決意に満ちた目にトホホフォーも僅かに希望を取り戻したお。
「私はトホホフォーと言います。私たちの目的は一緒じゃないですか。ヘソ・ライト博士も一緒に天災列車を探しません?」
「トホホフォー……。いい名前的。でも私にはやることがある的。それが終わったら探すことにする的」
(^ω^)日も暮れ辺りは次第に暗くなっていったお。ユーホーンはキャンプの準備を始めていたお。
「テントを張る的?手伝う的」
「助かります」
ユーホーンとヘソ・ライト博士は協力してテントを建てたお。
(^ω^)それから数時間後……。夕食を終えた三人は寝袋に入り眠りについたお。だがしかし……。
眩い光がテントを覆ったんだお(^ω^)飛び起きるヘソ・ライト博士
「な、なに的!!」
(^ω^)三人は一斉にテントから顔を出したお。目前にそれはそれは大きな列車が止まっていたんだお。
「まさかこ、これが的……」
「うむ、天災列車だろう」
「ウソ……実在していたなんて!」
(^ω^)天災列車の先には半透明の線路がうっすら伸びており、その先は何も見えない闇が広がっていたお。
「早速乗り込むぞ」
(^ω^)「え?乗れるんですか?」と不安を口にするトホホフォー。
「わからんが乗ってみるしかないだろ。俺はそのために来たのだから」
「私も覚悟を決めた的」
「ああ。だが切符も何も持っていない。どこに続いているかもわからん。トホホフォー、ヘソ・ライト博士……。離れないようにしましょう」
「はい」
「了解的」
(^ω^)三人は列車に乗り込んだお。するとすぐに扉が閉まり列車は動き出したんだお。
「動いた!」
「どこに行くんだ的」
(^ω^)三人とも怯えていたがやがて窓から見える景色に変化が訪れたお。
「なんだこれ」
「大自然的!」
(^ω^)トホホフォーらは雄大な自然に言葉を失ったお。
やがて列車は草原を走っていた。
「この列車どこまで行くの?」
「分からないけど……なんか楽しいですね」
(^ω^)その時だった。周囲が暗闇に包まれると同時に、列車は駅に停車したお。
驚きの表情を見せたのはユーホーンだったお。
「この駅はまさか……、まさか!ここはト千霧山!?間違いないト千霧山だ。降りるぞ」